アクセシビリティコンテンツ制作
音声を文字にするだけでなく、「携帯電話の着信音」「犬の鳴き声」といった言語以外の音の情報まで文字で伝えるのが、聴覚障害のある方に向けたバリアフリー字幕です。話者の区別、擬音の表記、1行あたりの文字数や表示時間など、読みやすさのルールに則って制作します。
制作のメリット
・聴覚障害のある方が、健聴者と同じタイミングで内容を理解し、楽しめる
・音を出せない環境(電車内・オフィス)での視聴にも対応でき、視聴者の裾野が広がる
・字幕データはテキストとして検索・再利用が可能
※通常の日本語字幕、多言語字幕の制作も承っております
DAISY(Digital Accessible Information System)は、視覚障害のある方や、通常の印刷物を読むことが困難な方のために開発された国際的なデジタル図書の規格です。
近年では、学習障害・知的障害・発達障害のある方にとっても有効であることが広く認められています。
ハーベストでは、用途やご予算に応じて3つのDAISY形式に対応します。
▼マルチメディアDAISY
音声・テキスト・画像を同期させ、読み上げに合わせて該当箇所がハイライト表示される形式です。「耳で聞きながら目で追う」ことができるため、読みの困難さを抱える方の学習支援に効果があり、教科書や副教材・広報誌などに適しています。
▼音声DAISY
肉声または合成音声による録音図書に、見出しやページの階層情報を付加した形式です。目次から読みたい章へ直接飛ぶ、任意のページへ移動するといった、紙の本に近い操作ができます。長時間の書籍・広報紙の音訳に適しています。
▼テキストDAISY
テキストと構造情報のみで構成される形式です。再生ソフトの音声合成で読み上げるほか、文字サイズや配色を利用者の好みに変更できます。データが軽量で、制作期間・コストを抑えやすいのが特長です。
制作のメリット
・既存の印刷物・PDFの資産を、視覚障害をお持ちの方や、文字の読みにくい方に向けて再提示できる
・目次・ページ情報が付くため、必要な箇所にすぐたどり着ける
・点字図書館様をはじめとする福祉事業施設への長年の制作実績にもとづく、規格に沿った品質
EPUBは電子書籍の国際標準規格です。ただしEPUB形式に変換するだけでは「読み上げられる本」にはなりません。見出しの階層構造、画像の代替テキスト、読み上げ順序、表の構造化、目次の適切な設定 etc… こうした内部構造まで作り込むことで、はじめてスクリーンリーダーや読み上げ機能で正しく読める電子書籍になります。
ハーベストは、DAISY制作で培った「文書構造を正しく作る」ノウハウをEPUB制作にも応用致します。
制作のメリット
・一般の電子書籍ストアや汎用リーダーで、そのまま読める(専用機器が不要)
・音声読み上げ・文字拡大・配色変更等に対応し、幅広い読者に対応
・「読書バリアフリー法」への対応、アクセシビリティ配慮の取り組みとして提示できる
※既刊のPDF・InDesignデータからの変換、DAISYとの併行制作も承ります。
動画の内容を、音声・映像を見聞きしなくても理解できるよう、テキストだけで完結する形に書き起こしたものです。セリフやナレーションに加え、画面に表示される情報、話者の交代、重要な視覚的動作までを文章化します。WCAGで策定された「メディアの代替コンテンツ」にあたります。
制作のメリット
・通信環境やデバイスを問わず、テキストだけで内容を把握できる
・全文がテキスト化されるため、検索性が高まり、議事録・記事・SEOへの二次利用ができる
・視覚、聴覚両方の障害をお持ちの方への情報提供が可能
ナレーションやセリフを手話で伝える映像を、本編に合わせて制作・合成します。
手話を第一言語とする方にとっては、文字よりも手話のほうが速く正確に内容が届きます。
ワイプ配置・並列配置など、本編のレイアウトに合わせたご提案が可能です。
映像だけで示されている情報(場面の移り変わり、登場人物の動き、画面に表示される文字など)を、セリフの合間にナレーションで補う音声です。
視覚障害のある方が、映像を「聴いて」理解できるようになります。
原稿制作から収録、本編へのミックスまで一貫しての対応が可能です。
PR、商品紹介映像を「誰もが見られる動画」として設計・制作するサービスです。WCAGの達成基準に沿って、公開先の要件に応じた対応内容をご提案します。
※企画・撮影の段階からご対応可能です
▼映像表現そのもののデザイン配慮
字幕や音声ガイドは、完成した映像に「後から足す」ことができます。しかし、映像そのものの見やすさは、企画・デザインの段階でしか作り込めません。 ここを設計段階から押さえられることが、映像制作会社であるハーベストの強みです。
・色のコントラスト比の確保 :テロップと背景、グラフの色分けなど、弱視の方や色覚特性のある方にも判別できる配色設計
・点滅・明滅表現の回避 :光感受性発作を誘発しうる表現を、制作段階で排除
・色だけに頼らない情報設計 :形・位置・ラベルを併用し、色が判別できなくても意味が伝わる図表に
・文字サイズ・書体・表示時間の設計 : 読み切れるテロップ、読みやすい書体の選定
・音声の明瞭性 : BGM・効果音と話者音声のバランス調整
▼付加コンテンツの制作
バリアフリー字幕/音声ガイド/手話映像/解説テキストを、必要な組み合わせでご用意します。
▼既存動画への後付け対応
すでに完成している動画に対して、字幕・音声ガイド・手話映像・解説テキストを追加する対応も承ります。まずは現状の動画を拝見し、どこまで対応できるかを整理するところから始められます。
制作のメリット
・Webサイト全体のアクセシビリティ方針と、動画コンテンツの整合が取れる
・官公庁・自治体・教育機関の調達要件、企業のアクセシビリティ方針への対応材料になる
・撮影・編集・字幕・音声までを社内で一貫対応。窓口が一つで済みます
アクセシビリティコンテンツ(マルチメディアDAISY・EPUB制作等)のご相談を承ります
自治体広報、行政資料、案内資料、学校教材、研修資料——すでにお持ちの原稿データをもとに、音声による読み上げ、テキストのハイライト表示、見出し構造による移動に対応した、利用しやすい形式へ整備します。
読むことに困難のある方、高齢の方、学習上の配慮が必要な児童生徒の方を含め、多様な利用者に配慮した情報環境の整備が求められています。資料や教材をアクセシブルな形でご提供いただくことは、円滑な情報伝達と学習支援の一助となります。
原稿データの状態、利用目的、想定される利用者、配布方法をお伺いしたうえで、目的と対象者に応じた制作方法をご提案します。
ハーベストのアクセシビリティ対応動画および解説テキストは、W3Cが策定する国際規格 WCAG(Web Content Accessibility Guidelines) の達成基準に沿って制作しています。
国内のWebアクセシビリティ規格 JIS X 8341-3 への対応が求められる案件にも、そのままご活用いただけます。
DAISY図書は 各種DAISY規格、電子書籍は EPUB 3 に基づいて制作します。


